NEW 2018.4.10 画面写真追加
映画のラスト前に出てくる、東京・新橋の「鳥森(からすもり)神社」。
映画の画面と比べると境内は小さくなっているように見える。
映画では祭礼の露店がたくさん出ている。
植木鉢のあたりが桂馬(フランキー堺)の座っていた位置。
右側の石の台座の(獅子または狛犬?)は映画にも映っている。
この境内は松竹時代の『明日は月給日』(1952)での高橋貞二と紙京子が会話するシーンにも登場する。
神社の前は飲み屋街になっているが、以前に比べて営業している店は減っているようだ。
前述の『明日は月給日』で幾野道子がやっている飲み屋はこの場所の設定。
このアングルは『人も歩けば』にも出てくる。
怪しげな探偵・金田一小五郎(藤木悠)の探偵事務所があるビルの横の東京・中央区の「新金橋(しんかねばし)」。
今は首都高速の「京橋」出入り口。当時は下が築地川(現在は首都高速)。
映画では南小路(若水ヤエ子)と清子(小林千登勢)が橋の上で肩がぶつかるシーンに登場。
橋を渡った写真の前方の左側に『秋立ちぬ』(1960)の冒頭に出てくる京橋小学校跡の建物と京橋公園がある
正面の木の生い茂ったあたりが金田一の事務所があったと推察できる場所。
事務所の中はセット撮影だと思われるが、橋と建物の外観はロケーションのようだ。
この写真の前方にある次の橋が『秋立ちぬ』の「新富橋」。
共作の『夜の流れ』だけでなく、同時期に成瀬監督と川島監督は築地川近辺でロケーション撮影していたことになる。